1953-12-07 第18回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号
まず第一に、日本政府の調査及びタス発表、それから実際帰つて来る者の状況から見て、数字が食い違う、その点についてどうかというお尋ねであります。この点は、内地におられまする皆さん方の方がかえつてよくおわかりではないかと私は思うのであります。それは、ソ連のやり方の本質的な問題に触れるわけであります。
まず第一に、日本政府の調査及びタス発表、それから実際帰つて来る者の状況から見て、数字が食い違う、その点についてどうかというお尋ねであります。この点は、内地におられまする皆さん方の方がかえつてよくおわかりではないかと私は思うのであります。それは、ソ連のやり方の本質的な問題に触れるわけであります。
そのとき、これは一九四六年の秋のことでありますが、その年の十一月に至りまして、ちようど一昨年のソビエトの四月二十二日のタス発表と同様に、中共側は還送を継続しようとせず、もう日本人はいないんだと報告しました。
○細川嘉六君 二つの文書があるのだが、この白書では一九四九年五月二十日、及び一九五〇年四月二十二日のタス発表によれば、七万八百八十名の日本将兵が一九四五年直接戦闘地域で釋放されたという点を挙げ、日本政府は、その白書はこれに対して裏書するものはないということを述べております。
タス発表が、第一回(昭24・5・20)第二回(昭25・4・21)の両文を照合して、それ自身辻棲が合わぬことは、去る二月十六日の貴委員会における小澤常次郎参考人自身も認めざるを得なかつた程であり、且つ現実の引揚受入数とも合致せず、更に死亡者の発表一名もなしという不可解極まる底のものであるに拘らず、これを「唯一つの」「前後矛盾なく」「正確なもの」として確信するという三団体は、決して明朗な公正な人道的観点
まず第一回のタス発表でございますが、このタス発表の引算は、私どもの計算をもつて、私どもの貧弱な頭をもつていたしましても、一名も間違つておりません。従つてこの数字は一応計算としては正しいと考えます。正しいといたしまするならば、このおととしの五月二十日までには捕虜の中には死んだ者は一人もなかつたということしか言えないのでございます。
なぜならば、去る六月、本年度引揚げ再開以来、本月の第六船団までに大連引揚二船を含み九万四千余名が帰還し、タス通信発表に従えば、残留はいわゆる戰犯関係者の約一万名となるのでありますが、われわれ在外同胞帰還促進全国協議会調査による在ソ健在者の実数は、今日までに判明の分だけでもこれを上まわつている事実から見ましてタス発表は、一通信社の報道として、われわれは総司令部発表のいまだ帰らざる四十万を堅持し、ソ連大使館